にじんだり、ゆらいだり。
染めがにじめば、人柄もにじむ。
人のあたたかな気配が感じられる
昔ながらの染め技法を最大限生かしながら新たな個性をかけあわせ今の時代にそぐうかたちで伝えたい。
そして注染(ちゅうせん)をのちのちの世まで残したい。
「にじゆら」はそんな熱い思いから生まれた手ぬぐいブランドです。
注染とは、その名の通り染料を注ぎ、染める技法。
一度に二十枚から三十枚染めることのできるこの技法は明治時代に大阪で生まれました。
一枚の布をジャバラ状に重ね合わせ表から裏からの二度染めていきますので裏表なくきれ いに染まるのも一つの特徴。
また、注染には多くの工程があり一つ一つの作業を職人が手作業で行うので一つとして同 じものは存在しません。
職人の手作業だからこそ表現出来る繊細でやさしいぼかしやにじみの、何とも言えない風 合いが注染の一番の魅力といえます。
切りっぱなしのワケ
てぬぐいを見ると、端が切りっぱなしになっているのに気づきませんか?
その理由は、乾きが早いので清潔に使えること、また手で裂きやすいので、 いざという時、包帯代わりにすることも簡単にできます。
使って、洗っていくうちにほつれてきたら、横糸のみハサミで切って処理してください。
そうすると、よりほつれにくくなります。
大切に育ててください
洗濯の際は、他のものと一緒に洗わず、合成洗剤や蛍光増白剤・漂白剤は使用しないでください。
洗濯後は、形を整えて陰干しを。
濡れたままでの放置やつけおき洗いはしないでください。
また洗濯後は多少の縮みが出ます。アイロンをかける際は、霧吹きで湿らせるかスチームでお願いします。
にじゆらのてぬぐいは、洗うたびに色合いは柔らかさを増し、肌触りもよくなります。
他にも多様な使い方ができますので、自分だけの素敵な使い方を探してみてください。